2022-09

日本は、世界で最も人口の多い島国であり、東アジアに位置しています.日本には、四季折々の美しい自然、豊かな文化遺産、先進技術を持つ現代的な都市、多様な食文化など、魅力的な要素が数多くあります. 歴史的には、日本は古代から縄文時代、弥生時代、古...

古代から現代において、どの時代においても大切な色です. 祭事や風習のなかで必ず見られます. その物自体がもつ純水さ、神聖さが神にも通じるものだからです. それは人間を超えた存在に敬意を表し、 自分自身を全て委ねる時、大きな力を必要とする時、...

その昔、日本で黄色は、黄金(ゴールド)と同一視されてきました. 風に吹かれる稲穂の波も、屏風や蒔絵、舞扇などを飾る金箔の色も、大判小判の色も、すべて同じ仲間とされ、黄色を賛美する気持ちはとても強かったと思います. 西洋では、黄色は太陽の色(...

青空の青は、生物としての人間の心に生き生きとした活力を与えてくれる最も偉大な自然の贈り物だと思います. 空の青とは不思議な色で、気持ちをとてもおおらかにしたてくれて、心の中の暗さをぬぐってくれる偉大な力を持っているのです. 青は日本人はもち...

紫という色は、赤と青の間色です. 赤的性質と青的性質を併せ持ち、捕らえどころがない、そのことがこの色の魅力です. 日本人も欧米人も紫を嫉妬心の代名詞のように言います. 押せば後退し、引けば迫ってくる紫ならではの性質が恋する男女の心理と共通す...

赤はとても魅力的な色ですが、敬遠される理由としては、それを使うとセクシーである、外向的である、見栄っ張りである、世間ずれしているなどの好ましくない印象を与えかねません. 赤色が本来の魅力を発揮するのは、祭事や祝儀においてです. のしや水引、...

海の側にいたいという人間と、山に抱かれていたいという人間がいます. 私たち海からきた生命体にとって、海は故郷なのです. いつか母のお腹に戻りたいと思いながら戻ることが叶わないように、いつか帰りたいと思いつつ帰れない場所が海なのかもしれません...

一般的に黒という色は光を反射することなくすべての色を吸収・遮断します。また心理的には、死・夜・闇・悪、孤独・人と距離を置きたい心理・重苦しい・抑圧・反抗・悲しみ・威圧感・恐怖などを連想させ、「黒い感情」「黒歴史」などと言われ、あまり気持ちの...

祇園精舎の鐘の音には、すべてのものは常に変化し、同じところにとどまることはないという響きがある. 沙羅双樹の花の色は、盛んな者も必ず衰えるという道理を表している. 思い上がって得意になっている人も、その栄華は長くは続かない. それはちょうど...