青・蒼・碧/原始生命の燦歌色

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青空の青は、生物としての人間の心に生き生きとした活力を与えてくれる最も偉大な自然の贈り物だと思います.

空の青とは不思議な色で、気持ちをとてもおおらかにしたてくれて、心の中の暗さをぬぐってくれる偉大な力を持っているのです.

青は日本人はもちろん、世界中の人びとに愛されてきました。質感やイメージがよいことがその主な理由です.

青は空と海のイメージ色であり、この青は物の表面にあるわけではなく、太陽光の青成分が大気中や海水中の微粒子によって散乱されて生じる。そのため純水で美しいのです.
だから人びとは青に非常に神秘的な色として敬意を表すのです.
青の持つイメージには、信頼、知的、誠実、爽快感、清涼感、先進的、冷酷、憂鬱、孤独感、悲壮感、寂しさ、『ブルーな気分』とも言われるように青には精神的なマイナスイメージが多く含まれるため、悲しい物語などでは青がイメージカラーとして利用される事もあります.

また、キリスト教徒たちは、青は父なる神や聖霊を表し、神の熱意や慈悲、超俗を表すとして崇められてきました.
英米の国旗の青は、華美に走る者を罰し、絶対的な禁欲を奨励した清教徒の色からきています.
その点、日本人は青を好むとはいえ青を見ても宗教的気分を味わうことはないようです.

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